『断捨離』なんて言葉が流行った時期があった。
基本モノを捨てられない私メは この文字に怖ろしいほど抵抗感を持っている。
価値観は人の数ほど無数に存在し 問題はモノには機能と容積があり 個人が占有できる面積は、個人が何しても許される範囲は、どこに居るか、誰と居等々の等々の環境で大きく左右される。それすら時間軸で大きく変わってしまう。自分自身ですら「あの頃は・・・」なのである。
これらを全く無視すれば いずれ 『ゴミ屋敷』にたどり着く。
飲み過ぎた感がありますが・・・
実は分不相応かもですが 我が家には 30年以上前に買った暖炉があったのです。
LPガスで瀬戸物の薪の間だから炎が上がり、まるで本物の薪暖炉の様だったのです。
1週間ほど前、ガス屋さんが来て直せるか確認していったのですが
頭から「部品ありませんから」の一言。
電気代が高騰するので「CO2排出は増えます」が、灯油とガス暖房を復活させるべく
家中の暖房器具の見直しの一環でやり玉に・・・
壊れてても存在感のあった暖炉
処分の前日半日掛けて分解掃除をし深夜に何とか完成
最後の点火をしたら 3回目で 炎がゆらゆらと上がり
一人炎を見ながら・・・子供らの小さい頃を走馬燈の様に・思い出しました。
「明日 ガス屋にキャンセルしよう」・・・と
ところが 翌日 スイッチ入れても「ボッ」っと言うだけで何をしても火が付かず
結局のところ「処分」されてしまいました。
・・・私メにもっと知識があればあの暖炉も・・・と 残念至極なのです。
しかし、「物には魂が宿る」を 感じました。