曇り空の下 聞きなれない音が近づいてきたので 窓を開けて外を見ると
シュペルピューマじゃなかった ユーロコプター225が2機編隊で・・・
その前もUH-1Jが2機飛んでました イベントでもあったのでしょうか?
さて 富士重工の代表的機体
XKM JA3119
T-34Aから改造されたLM それをさらにパワーアップした汎用機
してこの機体は
1959年12月9日
このクラス FAI C-1c で 世界高度記録を達成した機体。
吉沢鶴壽パイロットにより 9,917m が公認記録として認められました。
戦後初の世界公認記録です。
吉沢鶴壽パイロットは戦時中も陸軍のテストパイロットとして数多くのテストに活躍されています。押尾和彦・野原茂両氏の書いた「日本軍鹵獲機筆録」という本にも冒頭に紹介されています。
改造点としてはキャビンですが
側面形状はほぼ同じですが
側面ガラス下まで平らに立ち上げ ガラスはほぼ平面なのでガラス上端からてっぺんに向かってコンターが付く感じで作ってみました。
上の写真後ろに映るのはアッカデミーの48メンターからの改造中のものです。
アッカデミーはT-34Aですからエンジンカウリングから改造が必要になります。かなり凝ったキットですが翼端の下面は膨らました方が良いでしょう。
個人的には怪我しそうなリベットと思われるポチポチはヤスリカケてスポンジやすりで削りたい・・・かなぁ・・・
この様な 何かを成し遂げた機体が歴史の表舞台に出ることもなく というか 広く知られることもなく歴史の中に消えてゆくこと自体寂しいことだと思います。
カラーリングは 航空遺産継続基金ギャラリー 高橋正夫氏写真集より 1959年2月頃を参考にしています。